文藝天国 force album “破壊的価値創造” リリースレビュー/Blooming Bungei “inovation”

文藝天国「破壊的価値創造」

はじめに

こんにちは、こんばんは。

どどりです。

もうすぐ夏が終わりそう、2023年9月です。

かなり久しぶりに記事を書くこととなり、時差ボケに近いような気持ちがするのですが、ぼちぼち書いていければと思います。

よろしくお願いします!はじめます!

リリースレビュー:AL「破壊的価値創造」 文藝天国

はい、ではやっていきます。

2023年9月20日にデジタルリリースしました、文藝天国さんの「破壊的価値創造」というアルバムについてのあれこれレビューになります。

文藝天国さんについては、1年前の8月にネクストブレイクアーティストとして記事を書かせていただいた以来でしたが、情報は常々聞いておりますので、思い出すとかではなくむしろリアルタイム感で書いていければいいかなあと思います。

以前書いたブログはこちら。

文藝天国 ネクストブレイクアーティスト Blooming Bungei: Next Break Artist

さて、今回のアルバムはこちらです。

個人的には待ってましたというアルバムでしたので、腕がぶんぶんしてます。

それでは、事前調べということで、現時点でほかのサイトでかかれていることをピックアップしてみときましょう。

公式HPさんとQeticさんの記事をピックアップです。

基本情報はこちらを隈なく見て、細かく読んでいただければ大丈夫かなと思います。

しかし、このブログ記事は、文藝天国の書評であったり、いわば文学的視点に近いようなものから書きたいと思っていますので、なんとかやりますよ。

それでは、各楽曲について入っていきましょう。

フィルムカメラ

まず一曲目、「フィルムカメラ」。

これは、

X(旧Twitter)で二日前にMV撮影の裏側がポストされており、

アルバムがリリースされた後に楽曲「フィルムカメラ」を聴いて、

こう思ってました。

今回、「フィルムカメラ」は前作AL「花咲く君の滑走路」内の楽曲である「マリアージュ」の登場人物が出ていたので、つながると思いました。

特に、壊死ニキさんを観たら一発で分かりました。

そのときにはまだこの撮影風景がどのmusic filmなのかは発表されてませんでしたが、

一番つながりそうだったのが「フィルムカメラ」と推測。

その理由としては、

これです。この「花咲く君の滑走路(XFD)」のサムネイルにフィルムカメラがあったからです。

とてもあっさりとした推測なんですけど、論理的には正しいと思ってました。

さて、内容です。

バラード調でしたが、不思議な楽曲でした。

綺麗なアルペジオの音色なんですけど、一音で物悲しくなるような聴こえ方をしていて、それが楽曲全体、動く映像にも同じようにあり、なんだか泣いてしまいました。

一つ前のAL内の楽曲「マリアージュ」とのつながりを強く感じ、一度別れたあと、ふたたび会ったときにはいろいろと変わっていた(別れたときにはすでに二人の乖離が始まっていた)が、

時間が経ったあとではより一層離れていたのを実感し、

もとには戻らないという無念さというか、

悲しさを感じ取れてしまったんです、

僕は。

白昼夢という言葉が綺麗に表現できるかわかりませんが、

目の前にいない人を想像で描くような、残像が染みついてしまい続けている、心が囚われているような、

そんな印象を受けました。楽曲最後にある転調で物語としての終盤を迎えるようなところも表現されており、

すごいなあと感じました。

そして、正直にいいますと、これがアルバムの一曲目から来るのは、ちょっとびっくりでした。

これで、本当に「マリアージュ」からの物語が終わったんだなあという感情が、

なんだか自分の中にあります。

七階から目薬

次は「七階から目薬」です。

この楽曲も実はびっくりしてました。

シングルリリースの時と違う顔をした楽曲になってました。

「七階から目薬」のシングルリリースの時は、なんだかつかみどころがなくて、どういう風に捉えたらいいかわからない、そんな楽曲の印象を持ってました。

しかし、AL「破壊的価値創造」というアルバムの中に入り、しかも重要な2曲目ではシングル版とまったく顔が変わって聴こえてきました。

「聴き感」が全然違っているように感じましたいますね。

特筆すべきなところは、低音です。

ベースの音がやや重く、細かなニュアンスが聴こえるぐらいに聴こえるようになっている気がしました。

そして、これは正確かどうかわかりませんが、シングルのときとアルバムでは、「浮遊感」の感じ方が違うような気がします。

この「浮遊感」っていうのは、どこかのインタビューにもお話されていたのですけれども、アルバムになってより音で変えてきているような気がしました。

これは(もっと!)の変化しているのではないのかなと思ったぐらいです。

そして、今回記事にする際に「七階から目薬」の歌詞をあれこれ考えてみると、「シュノーケル」に近いニュアンスが感じれました。

というのも、ことばで「二階から目薬」っていうものはありますが、その意味は、

目の近くから目薬をさせばいいものを、わざわざ2階から目薬をさすことから、もどかしかったり、遠回りで効果が得られないことを意味することわざです。

二階から目薬とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説 | 意味大辞典 (imijiten.net)

となっており、本来の浮世草子では、恋のもどかしさを表現されているようです。

そのため、七階から目薬っていうのは、より一層もどかしいという意味もあるかもしれませんが、

この楽曲ではより一層のもどかしさを表現したいのではなく、違う意味合いになってくるような気がしてます。

というのも、

こういう歌詞があります。

落ちていくよ
ベランダがこの空に狙いを定めた。
                                      
文藝天国「七階から目薬」から引用

ベランダから上にある空の方に狙いを定める、ということなんですが、どういうことなのかわかりませんよね。

この流れだと、目薬がベランダから上の方に上っていくようになります。

重力に反してますよね。

それで、あれこれ考えてましたが、後ろの方の歌詞から考察をしてみました。

落ちていくの。
この星よ、一度で良い
願いを叶えて!
炭酸ガスの世界に
頭まで逆上せそうになるのだ。
                                      
文藝天国「七階から目薬」から引用

ここです。

どこがポイントかというと、「炭酸ガス」です。

炭酸ガスというと、要は二酸化炭素のことでしょうと僕も思ってましたが、この炭酸ガスの表現から、水の中、海の中にいるような捉え方ができます。

目薬にあたるものが炭酸ガス、ここでは人間が呼吸により吐き出す二酸化炭素の「泡」と解釈します。

というのも、楽曲「シュノーケル」では、生きている状態が水の中であり、もがき苦しみながら生きていることを映像表現し、曲名の「シュノーケル」も息苦しさを和らげるものとしての道具としての意味合いも持たせているからかなと。

だから、吐き出した炭酸ガスの泡が空へ空へと昇っていく様に想像できるかなあと思いました。

(実はあまり自信はありませんのでそっとしておいてください。)

そして、

これは、七階から目薬のテザー動画なんですけど、これは確かに空へと涙が落ちて行っているように見えます。が、これは水の底から水面へと泡が昇って行っているのではないでしょうか。

澄み切った青空なので潜っているようには最初思わなかったですが、どうやったらこの映像ができるのかと考えていたら、水中からの映像じゃないかと推測しました。

水中の映像、こんなに綺麗に撮れるのかと思われますが、

前例がありますね。

そういうことになると、ここでの「炭酸ガス」というのは、大気中でのことを言っているのではなく、水中でのことを意味しているのではないかと思いました。

水中で、多くの方がもがきながら発している「炭酸ガス」で一杯の世界ということと捉えてみました。

あと、調べてみましたが、炭酸ガスは海水で吸収されるようです(炭酸ガスは水溶性があるから)。

その性質により、大昔では有機物、生命が誕生するきっかけになったとはさすがに知りませんでした。

炭酸ガスの尊さを知りました。

↓こちらのサイトを参考にしました。「炭酸ガスのワールド(一般社団法人日本産業・医療ガス協会)」

炭酸ガスのワールド|一般社団法人日本産業・医療ガス協会

緑地化計画

はい、次ですね。「緑地化計画」。

緑地化計画は、ギターの音が様々に変わっていて面白いなあと思ってます。

というのも、単音ディレイ、バッキングの歪み具合い、伸びのあるファズが曲の部分で変わるがわるで出てきて、同じファズでも違うモノになっていたりしているなあという印象です。

トーンはやや抑えているから前に飛んできていないのが、文藝天国のギターの特徴かなと勝手に思ってます。

コンプも効いているかなあ。

歌詞について考えてみましたけど、この「緑地化計画」は分かりませんでした!もう少し時間が必要かもしれません。

花屋の少年を観ている女の子、っていうようなストーリーのある歌詞なんですけど、がっちり理解できていないのが正直なところです。

難しいです、緑地化計画。なので、適度に脱線します。

歌詞に「花びらを切る」というものがありましたが、これ何をしているのかなと字面では分からなかったので調べてみました。

これ、「切り戻し」をしているのではないかなと思います。

こちらのサイトを参考にいたしました。

切り戻し|サントリーフラワーズ

この「切り戻し」っていうのは、折角咲いた花と合わせて茎を切り落とすので、なんだか残忍なようにも思えますが、これをすることによって、植物自体も成長を続けることができるというものと解釈してます。

だから、花屋の少年は、外目からは残忍な行いをしているように見えて、実際は花を長く楽しむために人間側としてしてあげれることを行っているにすぎないことになります。

でも、やっぱり知識がないと分からないですよね。

「緑地化計画」の music filmでは、女の子が家から出て電車に乗り、どこかにいくストーリーが映し出されていますが、一転、暗い森の中で横たわる最後となってます。

いろいろと解釈が必要な映像となってますね。

最後の映像内であります白字の文章を読んでみると、女の子が「計画」を実行しようとする、といったことが書いてありましたが、

これっていうと、

自らを切り戻しをすることによって、新しい自分に生まれ変わろうとしているとしたら、

とても念が感じられます。

歌詞では「遺伝子」というワードが使われているので、ぶっつんと切れるわけではなく、あくまで連続性があってのものを想定しているのでしょうか、といったことを考えてみました。

そして、オフショットといいますか、

こちらの動画もおすすめです。

自然音を取り入れるというのがいいなあと思うのと、こういう風なことを考えて楽曲はもちろん、香水といった作品へ落とし込みをしているんだなあとしみじみ思いました。

そういったところが、細かなところで「違い」となって表現に出てくると思います。

ゴールデン・ドロップ

はい、次です。「ゴールデン・ドロップ」。

楽曲を聴いていて、少しワルツさを感じながら、裏拍を意識している気がしていて、それがゆったりと湯気が立ち上っているような印象というかイメージを受けました。

短い楽曲ではありますが、クライマックスにしっかりと太い音でファズサウンドがあり、しかしそのファズサウンドの余韻を残さずに綺麗に終わらせていて、後味がすっとなったような。

こんなんで言い表せているかわかりませんが、そんな感じです。

短い楽曲だけども、印象に残る曲です。

この楽曲の解釈として、映像からなんとなくこういう風なっていうのが頭にあったんですけど、ちょうどYOUTUBEの概要欄を読んでいたら、これこれというものがありましたので、抜粋します。

贅沢なひとりの夜をイメージし、ローズやチョコレート、ワインなどのアロマで香りづけを施した Tea Bag Bath Powder 「ゴールデン・ドロップ」 と、アプリコットやヴァニラなど、思わず幼少期を懐古してしまうようなアロマで作られた Bath Milk 「ミルク・イン・アフター」。 気品ある香りと無邪気な香り、対照的な二つの香の組み合わせがマリアージュを引き起こすメモラブルな入浴体験。

                 文藝天国「ゴールデン・ドロップ」(Music Film)の概要欄より

これは、文藝天国さんのフレグランスブランド “PARFUM de bungei”から発売されている、『Tea Bag Bath Powder & Bath Milk 「ゴールデン・ドロップ」 』の商品説明です。

サイトはこちらです。

Tea Bag Bath Powder | PARFUM de bungei

商品として、「ゴールデン・ドロップ」の紅茶としての味わい方が終わった後に、Bath Milkを入れることでミルクティーを全身で感じられるといった体験ができるようになっています。

たしかに、「全身で紅茶を楽しむ」というコンセプトとなっています。僕も体験してみたい。

それで、この二つを体験するというのが、どういうことかというと、ポイントとすべきなのが、「贅沢な一人の夜」と「幼少期を懐古」の部分ですね。

終盤の映像内白文字にて、「きっと僕たちはいつだって生まれ変われる」という部分のリンクすると思いますが、これを使って、嗅覚や触覚などの感覚を刺激することでしか味わえないような体験、イマジネーションを起こせるところかなと勝手に想像してみました。それにしても、

こちらの撮影動画ですが、しっかりと「ミルク・イン・アフター」を使っての状態も作っているけれども、映像では少ししか使用していないですので、「なんでだろう???」とか考える余地があったりして、それは解釈の幅ができて面白いなあと僕は思いました。

奇跡の再定義

さて、終盤です。「奇跡の再定義」です。

この楽曲は最初から歪んだギターの鋭いトレモロ奏法から始まって、曲の印象、かなり圧倒されました。

トレモロ奏法って割と今のバンドで聴くことってあまりない印象でした。

ギターソロのアドリブであることはあっても楽曲の要素としてはなかったので、なんだか僕個人としては懐かしさがありました。

なんかの楽曲で弾いて練習してましたが、そうそう思い出しました。

BUMP OF CHICKENの「ハルジオン」っていう楽曲の感想でトレモロ奏法が使われていて、そこを中学生のときに弾いてました。これまた懐かしいです。

また、ボーカルのハルさんの歌声もオートチューンを使っていて、純粋な歌声ではなく、これは楽曲にあった印象を持たせる歌声に変えられていて、なんだか天に召されそうになりそう錯覚してしまうほど、琴線にふれた気がしました。

この使い方はとってもよかった。

あと、「奇跡の再定義」の歌詞である、「春摘みのダージリン」っていうのがなんだか気になって調べました。

ダージリン ファーストフラッシュとは

ダージリンティーの中でも、「春摘み」、「夏摘み」、「秋摘み」でスリーシーズンの種類があり、そのうち「春摘み」は『ファーストフラッシュ』とも呼ばれるらしく、他の季節のものと違って黄金色になるらしいです。

味もフルーティーらしいです。

このちょうど歌詞の前後の情景っていうのが、「晴れの日」、「ベランダ」、「お茶会」、「光を注いで」といった言葉が座っているので、この春摘みのダージリンがよりいっそう、この部分の冬が明けた春の爽やかさというか、もの静かさ、ものかなしさを美しくしているような印象を僕は受けたました。

その言葉というか、そのものがどんなものかを調べて、思い浮かべることで、歌詞もさながら、楽曲のこの部分の印象が変わり面白いなあと思いました。

あと、この「奇跡の再定義」が僕はアルバムの最後を締めくくるような曲に思えました。

しっかりとまとめ上げているような気がしました。

それと、「奇跡の再定義」と先に書きました「フィルムカメラ」の2曲が、前作AL「花咲く君の滑走路」内の楽曲2曲とリンクしている曲のようにも思えました。

『マリアージュ』 ⇔ 『フィルムカメラ』

『花咲く君の滑走路』 ⇔ 『奇跡の再定義』

ところどころの歌詞使いだったりもですが、『マリアージュ』に対しての『花咲く君の滑走路』の楽曲の位置づけが、『フィルムカメラ』に対しての『奇跡の再定義』の位置づけとなんだか近いなあと、これまたなんとなく思いました。

両方ともXFDでストーリー補完がされているなのでしょうか。

また時間が経ったら考えてみます。

破壊的価値創造(もっと!)

はい、最後の楽曲ですね。「破壊的価値創造(もっと!)」です。

最後に(もっと!)を持ってこられましたので、前回と同じく比較の感想を書いてみます。

破壊的価値創造の比較(ギターのことしかわかりません)


A:シングル版


ギターが3本鳴っていて、トーン落とし目で割とナチュラルな音が左耳から、キラキラしている軽めから鋭くなる歪みが右耳、ソロやメロディー用のコンプがかかってそうなクリーンギターと深めな歪み・ファズになるギターが中央で鳴っている感じがしました。MIXでしっかりと左、中央、右と分けて聴こえるようになってます。印象としては、鋭いシングルコイルギターの音が鳴っていてカッコいいですが、中央のファズ音の動きやサビ前のハンマリング、そこからスゥイープのようになめらかに上がっていくところがええなあと思いました。


B:アルバム版


左、中央、右の配置はそのままですが、すべてやや重めに歪みをかけ、クリーン音と鋭いギター音を無くしてましたね。これは大胆に印象を変えに来たのかなと思いました。それぐらい顔が変わってました。むしろ、ファズ音がクリーンに聴こえるように錯覚するような伸びのあるファズ音。にしても、オーバードライブの歪みにしてもですが、単音弾きのところの音の太さですよ。ちょっと和の音の感じがするぐらいです。

シングルコイルにBIGMUFFファズなので、

こんな感じから、もうちょっと音色を変えてきてます。

あと、「破壊的価値創造(XFD)」にちらっとエフェクターボードが映っていたので、ちょこっと脱線をします。

みていきましょう。


【アタッシュケースの中身(エフェクターボード)】

 ・・・手前のねずみ色。プリアンプ。おそらくここでベースとなるギター音色を決めている。エフェクター動画も見ましたが、綺麗な音が変わっていて驚いたんですが、真空管搭載だったので納得しました。

 ・・・靴で踏んでるもの。ファズ。ちっちゃい方ではなくお馴染みのBIGMUFFでしたね。扱いやすいし、間違いない。

 ・・・左中央の青いやつ。パワーサプライ。9Vと18Vもいけるらしいので、ちょっとびっくりしました。僕が作ったやつは9Vのみだったので、どんな作りしているのかなあ。

 ・・・白いもの2つ。オーバードライブ。別の画角ではも映っていましたが、Volume10時、Gain12時、Tone2時の

 セッティングでしたので、AmpManの色をメインとしてはいるもの、音の輪郭を残しながら音は太く歪ませている。Youtubeの試奏動画ではピッキングニュアンスで音が変わるようで、弱く弾いたらクリーンに、強く弾いたら歪むというように、演奏者の感情を表現できるエフェクターですね。

 ・・・上の方の青いやつ。オーバードライブ。定番中の定番。この動画ではおそらく繋いではないと思います。BD-2はギターの音を機械的に変えるというよりも、自然に、綺麗に歪ませていく印象です。でも、AmpManがいるのでブースターとして使用しておられるかもしれませんね。

 ・・・上の方にある赤と黒のやつ。わからなかったので申し訳ないのですが、たぶんフェイザーかなあと。でも見たことないもので、近いのはMXRのやつかなあと。

 ・・・黒っぽくて傾斜になってるやつ。ワウ。これも定番ですね。でもポイントは位置ですね。ギターからやや手前に位置しているので、ワウを使うことでぐわんぐわん鳴らすというよりも、音自体の色は残しながらワウワウ鳴らすような感じです。

※他にも切り替えスイッチありのハンドメイド?っぽいものがありましたが、わかりませんでした。自作のエフェクター、いいですよね。あと、チューナーはKORGでしたね。僕も使ってました。そして、このエフェクターボードの左側にも他機材がありましたが割愛します。フランジャー、ないのかなあ。


さて、戻ります。

アルバム版が(もっと!)ということで、シングル版から『変えてきた』ということなんですけど、細かく聞いてみました。シングル版ではなんだかSEぽいもの(なんかびっくりしました。スクリーモかと思いました。)が入っているのと、フィルムカメラのシャッター音が入っているなあと聴こえました。アルバム版ではそれらはなくなってますが、最後のところで英語でしょうか、男性のアナウンス(ロケット発射前のオペレーションみたいな)のが入ってますね。個人的に、スタンスには、シングル版は「壊しにいきてぇぇぇ」というので、アルバム版は「壊しにいくからなあぁぁ」という印象です。比較はこんな感じです。

動画は、近未来的な衣装だったり、機材やテレビなどいろいろとメッセージ性がある映像がすごく速いスピード間で流れてゆきます。

あとmusic filmに出ているモデルさんはとてもすごくカッコよかったのですが、楽曲が終わった後のオフショット映像のところでかなり小柄な方だったのに驚きました。

かなり堂々として、オーラを纏っているように見えましたので、映像での映え方が普通の人とは違うのかなとしみじみ思いました。見え方というよりも魅せ方が凄い映像になっているなあと強く思いました。

最後に

はい、レビューしてゆきました。

いろいろと書いてゆきましたが、話してこれで書ききれたかというとかなりあやしいかもしれないと思ってます。

が、区切りとしてこれで完了といたします。

このアルバムで思ったのが、「完成度がたかいな・・・」と。前作からのステップアップというよりもより一層、鋭いというか、勢いが感じられた、そんなアルバムです。

解釈の余地だったり、内容を深堀りできるところも多そうですので、これを機にぜひ聴いてみてください。

お読みいただきありがとうございました!

それでは。

どどり

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