はい、改めてこんにちは。
どどりです。お昼ご飯が食べたくなってきましたが、もうちょっと頑張ります。
チャプターってどんな意味があったの??
さて、今回のアルバム「THE BOOK」についてのレビューは書いてきましたが、気になることがありました。
動画です。YOASOBIの動画って、「チャプター」とか「第〇章」って言葉使ってましたよね。
第一章 夜に駆ける
第二章 あの夢をなぞって
第三章 たぶん
第四章 アンコール
MVはまだなし。
以上、こういう風になっているんですけど、今回のアルバムの曲順としてもちぐはぐで、どういう意図があるのかなと考えてます。
第二章と第三章とが逆だったら、意味付けは分かるんですけど、うーん。
やっぱり分からないです。考え過ぎかな。
歌詞カードのバインダー化から思うこと
あと、今回のアルバムは、歌詞カードがバインダーとなっています。
歌詞カードでこういうことってあまりなかったな。
そう考えたら、数日前に書いたブログで、ヨルシカさんの歌詞カードもすごいって書いてたのを思い出します。
やはり、ストリーミングとかサブスクとかで楽曲をほぼ無料で配信する流れに乗ったうえでのアーティストとしての作品をどう届けるかの結果がこの歌詞カードかなと思います。
やっぱり初回限定版でしたね。
だから、もう在庫ってないだろうし、数年後にはもう買えないものになってますね。
これもプレミア感ですね。
歌詞カードがバインダーとなっているのって、かなり新鮮で、歌詞カードの曲順とかを簡単に変えることができます。
だから、歌詞カード自体もアーティストが決めた曲順だけでなく、それぞれ別個の物語をいれた「THE BOOK」っていうアルバムは、サブスクとかで自分の好きな曲順のプレイリストを作れるのは今までありましたが、歌詞カードを変えることができるというやり方が今回になるのかな。
そう思うと、プロローグとエピローグがなぜ逆なのかっていう意味合いも、「まずそこから可笑しいから、自分なりにいじってほしい」というメッセージもひょっとしたらあるかもしれませんね。
それはなにかっていうと、アーティストが決めつけるのではなく、楽曲、アルバムを受手側のリスナーに自由度を与えたような意味合いが強いなと僕は感じるんですね。
さっきまで僕も、「YOASOBIはこの曲順にどんな意味をつけているのか」って自然と考えてましたらね。
もしかしたら、そういう時代ではなくなっていて、個人が、自分が好きなように作品に向き合うと同時に、変えてしまうことができて、それを発信、シェアするような方向になってんのかなとね、ざっくり思うんですよ。
それぞれの楽曲の色使いとかに一貫性はなくし、つながりを無くし、それぞれの物語単体を生き生きとしている、自由にしているんだなと思います。
それを考えると、ヨルシカさんは結構、ところどころにメッセージがあり、意味付けがナブナさんの思うところを表現している点と比較してしまう。
それが良いトコロである。
ヨルシカの良いトコロ、YOASOBIの良いトコロがあって、それはこうでないとってのはやっぱりないんだなと。
共通しているのは、今の時代で聴かれている楽曲を作っているということかな。
なんかいろいろ書いてみましたが、とりあえず、プレイリストを作ってみました。
最初の、プロローグからどれが一番つながるかなと思って試しました。
僕のアルバム曲順の流儀は、良いアルバムは2曲目にトップセールスが取れる楽曲を持ってくる、っていうのをおススメしてました。
ですが、このプロローグの後に来るのは、「夜に駆ける」がしっくり来たんですね。
どうも、このプロローグの後に来て、ぐっとリスナーをこの「THE BOOK」という楽曲世界に引き込むを、それをメガヒットしている「夜に駆ける」が持ってました。
ということで、トップに持ってきてます。
その次。「夜に駆ける」が終わったところで、まだまだ2曲目だからガンガン押していかないといけない、ゆったりしてはいけないということで、「あの夢をなぞって」と「ハルジオン」をピックアップ。
上で書いてたチャプターの考え方からすると「あの夢をなぞって」が来ます。
しかし、大切なのは、「夜に駆ける」の後に来て、流れを引き継げる曲であること。はい、「ハルジオン」。
完璧でした。
「ハルジオン」の良いトコロは、MVも含めポップさがあるんですけど、アコギの音も含め、スピード感が出てきます。
小説でもMVでも女の子が走っていく姿に疾走感が感じれました。
さて、押していった2曲の後に来る楽曲。
ここでもまだ落ち着かなくていいけれど、どっしりとした楽曲を聴かせたい。
3曲目までって、ホントに勝負なんですよ。
なので、ここは、前2曲の雰囲気を崩さないで、しっかりと聴かせる楽曲を持ってくるべきなんですね。
そうです。
「あの夢をなぞって」。
エモさもありながら、綺麗な情景描写があり、ストーリーでも惹きこめる。この楽曲いいです。
さて、「あの夢をなぞって」までがっつり聴かせました。
ちょっとペースを落としたいけど、一時停止の標識を突き付けるのではなく、楽曲がもつテンポ、スピードを味合わせて、自然と巻き取る。
そんな、包容力さえも楽曲がある。
「たぶん」。
「たぶん」って、この低音と、ギターの耳障りのいいカッティングが心地よさを与えるんですよ。
ここまで4曲。あまり突拍子の無い選び方はしなかったなあ。
ここで、クライマックスへと少しずつ向かっていく。
折り返し地点。
そう、折り返し地点だから、ここからダレるわけではなく、もっと走れ、もっと走れと背中を強く押してくれる楽曲。中だるみを感じさせない、独特なメロディー。
「群青」。これが5曲目です。
そして、ゆっくりとまだ走っていくところで、それでも応援してくれる楽曲。
ただ、応援してくれるんじゃなくて、背中をおすというよりも、寄り添ってくれる温かい楽曲もここで持ってきたら、疲れた時にまだはしれるんじゃねえかなって思う。
だから、「ハルカ」。イントロのポップさってここではありがたいなあって。
もう終点、気づけば終点についてしまったなって気づかされる。
いや、ホントにプレイリストに従って並べ替えただけなんだけど、もう最後の楽曲に辿りついてたって感じがしました。
この「アンコール」はここで定位置で変えないでいいと思います。
ゴールする前に「アンコール」を求めるって、まさに原案の小説で表現しているところだなと思った。
終わりを終わりと思わず、まだ次があるんだって思わせることの、不思議な感覚がこの楽曲にあります。
この楽曲でこのアルバムのストーリーのトリを締めくくります。
エピローグは締めくくりをしたあとで、紐とじをするような役目かな。
あ、ホントに自然な曲順に思えた。
もしかしたら、すごくないっすか。
補足は随時していきますが、とりあえずここまで。
お疲れ様でした。
どどり