1、初めに
スピーチも考え方それぞれだと思います。
音楽においては、コード進行はそんなに奇抜なことはなく、
J-POPの代表的な3つのコード進行(カノン進行、小室進行、王道進行)
引用サイト:https://dtm-nodakoubou.net/dtm/chord_shinkou/
スピーチも同じように、やり方、つまり伝わる方法があります。
googleでも調べると、以下のようなしっかりと説明しているサイトも見つかります。
LIFE&Mind+様:https://life-and-mind.com/speech-point-8571
転職・求人サイトのtype様:https://type.jp/s/deals-quiz/13/
正直、このサイト様の方法に従って本番に挑めば「大丈夫」だと思います。
しかし、これらは
「他の人が考えた、専門的な方々が考えた方法の一つ」
であることは事実だと思います。
なので、今回、オリジナルなものとして、上記の方法に対抗しうるものとして
「スピーチ進行」
を考えてみましょう。
ここから以降は、「スピーチの方法」ではなく、音楽的に「スピーチ進行」という言葉でお届けできればと思います。僕が最近音楽の「コード進行」を勉強している影響ですので、ご容赦下さい。
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2、スピーチ進行
スピーチ進行っていっても、スピーチの展開方法です。
それで、しっかりと聴き手に伝わる進行を考えること。
僕は、次のスピーチ進行を作ってみました。
3、谷山進行
谷山進行という名称は、さっき考えました。
僕が個人的に使っているスピーチ進行で、勝手に考えたものです。
この谷山進行を使う場面は、
【聴き手に自分を知っている人が数人いる】
【聴き手の大多数は真面目なスピーチを期待している】
という状況で使うと破壊力を発揮する方法です。
僕は、取引先での会でこのスピーチ進行を使いました。
流れとしては、
- あいさつ
- 谷底スピーチ
- クッション
- 山登りスピーチ
- 終わり
というものです。詳しく説明しましょう。
3-1 あいさつ
あいさつについては、名前、自分の簡単な情報(自分の所属、生まれ等を簡潔に)を話します。
ここで、例えば、自分の出身地だったり、好きな食べ物だったり、趣味だったり等を長々と話す必要はありません。
なぜなら、スピーチをしている状況では、聴き手の多くは対してあなたのことを「知りたい」とは思ってません。どうでもいいんです。
スピーチは自己紹介の場では厳密にはないと思ってます。
短い時間で、聴き手に「話」、
つまり「ストーリー」を伝えることなんです。
そのため、自分の情報は短く話すこと。
3-2 谷底スピーチ
谷底スピーチというのは、ややマイナスな内容を話します。どういうものかと疑問に思われますが、ケースバイケースです。
〇結婚式だったら…新郎とひどい喧嘩した、新郎に悪いイタズラをした
〇取引先の宴会だったら…取引先とのやりとりでの「笑えない失敗」、ほぼ事故案件
ここでのポイントは、、、
聴き手に衝撃を与えること。
今まで、場の雰囲気などではゆったりとスピーチを聞いていて、あなたのスピーチも
「どんな内容を話すんだろうな、まあ聞いてやろうか」
というような思いしか聴き手は持ってません。多くの場合では、油断をしているんです。
もちろん度は考えないといけません。もし法律的に、社会的にアウトな内容は話すと、場の空気と自分の今後の立ち位置が全て崩れます。
話す内容の選び方は、
「ギョッとするけど、笑える話」
を考えることがベストだと思います。そういった話でしたら、聴き手は聴く姿勢を変えます。
ここでの話し方は、一つです。
「明るく、笑顔で話すこと」。
ややマイナスな内容を暗い表情と姿で話すと、つまらない印象が出て台無しになります。マイナスの内容をプラスの身振りで話すことが、「なんだか普通のスピーチと違う」という印象を与えます。
3-3 クッション
聴き手に、「はい、枕を配りますー」という話ではありません。
クッションというのは、谷底スピーチと山登りスピーチとを繋ぐ役割をなす「連結スピーチ」です。
つまり、ややマイナスな内容の話をしていたところを切り替えるのが「クッション」です。なぜなら、スピーチの場では基本的に
「マイナスの内容は話してはいけない」
のが常識だということ。
「マイナスの内容のこともありましたが、でも、今日はいいことをしっかりと話そうと思います(;^ω^)」
という内容を簡単に話す。
これによって、この後に普通の話をしても聴き手は「聴く姿勢」になってます。
どんなにいい内容の話でも、聴き手が聴く姿勢になっていなければ、伝わらない。これは間違いないんですね。
3-4 山登りスピーチ
勝負のスピーチです。
ここの内容で、あなたのスピーチ内容の真価が問われます。
ここで選ぶべき内容は、
「感動させるスピーチ」以外にありません。
感動させること、それしか求められません。
基本的に自分の思ったこと、理想を語るのではありません。
聴き手が「じわっと感動した」と言ってもらえるようなストーリーを語ること。
じわじわとストーリーを話していき、最後にヤマをつくることです。
そんなところから「山登り」っぽいなあと思って名称をつけました。
〇結婚式だったら…新郎との感動エピソード、なにかで成功したエピソード
〇取引先の宴会だったら…取引先の人が助けてくれたエピソード、それにより成功したエピソード
この内容をどう考えるかは、個人の本当にセンスです。
でもスピーチは背伸びする必要はまったくなく、自分のありのままな考え方を正直に話すことです。
ただ、ちょっとだけ話を「綺麗」に加工をした方がいいです。事実を捻じ曲げるのはいけませんが、ストーリーが綺麗になるようにするという味付けです。
あと、ここでの話し方は、早くなりすぎないこと。感動する部分を話したあと、少し空白を作ることもいいです。聴き手には、感動する内容を淡々と話すのではなく、強弱をつけて、演技をするように話すといいです。
3-5 おわり
山登りスピーチが終わったあとは長々と話す必要はありませんが、ここですることは一つ。聴き手を「夢の中から目を覚まさせること」です。
山登りスピーチにより、聴き手が感動し、恍惚となっている状態から現実に戻す内容です。そのため、
「長々と失礼しました。」
と唐突に思い出したように話すこと。そして、聴き手に聴いてくれて感謝の気持ちを話し、さっと終わること。
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4、最後に
以上です。
また加筆修正をするかもしれませんが、僕が使っている方法です。
今が10月ですので、ここから年末にかけてスピーチをする機会というもの増えていくと思います。
ぜひ利用していただければと思いますが、何といっても個人的に考えたもの過ぎて、ほかの人に応用できるかは保証できないので、今回チャレンジの意味もあって記事にしてみました。
また、僕もいろいろほかの人がどんなスピーチを考えているかを知りたいので、もし自分の「スピーチ進行」を作ったという方がいらっしゃったら、ぜひ書き込みOKです。
いろいろ考えてみましょう。
それでは。