創刊号 バンプオブチキン ~jupiterについてあれこれ~
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まず最初に!
この創刊号は、管理人の過去の記憶を辿って、文献なども出さずにつらつら書く記事ですので、どこかのブログやwikipediaでチェックできる内容は適度にすっ飛ばしてかいていきます。
言いたいこと書きますので、お見苦しいかもしれませんが、よろしくどーぞ(^-^)/
jupiterについて
バンプオブチキンのサードアルバムで、このアルバムにも収録されている「天体観測」で、バンプオブチキン自体もそのまわりも「ワッと」なっていた状態でリリースされたアルバム。
アルバム名はかなり適当で、レコーディングの期間、車に乗っているときにスタッフさんから藤くん(vo/gt 藤原基央さん)がアルバム名を聞かれて、そのときに考えていた「木星」の英語表記「jupiter」がパッと出たため、そのまま決まったらしい。あってるんかな。
1、 stage of the ground
イントロからギターが同じメロディーを繰り返し流れる。曲中ほとんど流れている。ずっと流すためには、増川くん(gt)がLINE6の緑色(ディレイモディレーターだったけな。僕も持ってます)でループさせているような気がします。
バンプオブチキンのjupiterの時期は、特に、マーシャルアンプでほとんど撮られています。(バンドスコア持ってますが、機材はそんな感じでした。)時期によって、音が変わっているので、その都度、お話をしますが、jupiterはほぼアンプに直接つないでのセットだと覚えておいてください。シンプルですが、組み合わせとして、ギブソンレスポールとマーシャルアンプなので強い音が出ます。(レスポールギターって、むちゃくちゃ重くて、その分出力が強いらしい。)
もどります。Stage of the groundの印象は、ギターもジャカジャーンと太い音がなり、ハンドクラップもあり、どっしりとしたものに感じます。歌詞は「360度」、「365日」、「舞台照明」というところが本当に好きでした。
2、 天体観測
多くのひとを引き込んだ名曲。僕もこの曲から聞き始めました。イントロでもう多くのひとはわかるんじゃないかなあ。あのー、一本のギターが鳴って、あとからもうひとつのギターがー被ってくるような。たしか、ギター何本もオーバーダビングして収録されている曲になっているから、LIVEで聴くと印象は割りと静かな曲に感じられるかもしれませんね。
天体観測といえば、ラジオで猛プッシュされたり、ドラマの主題歌?にもなったり、カラオケでずーと歌われたり。
天体観測でよく覚えているのが、この曲はラブソングではないということ。
天体観測では、男の子と女の子が仲良かったけれど、次第に疎遠になっていて、ああどうしているかな、というものがテーマではなく、自分ともう一人の自分がテーマらしい(リスナーに解釈は委ねられているけれど、この時期、藤くんははっきりとそう言ってたはず。。)
バンプオブチキンの多くでは「孤独」が根底に感じられることが多く、自分の過去、自分の成長とそれにより忘れていくもの、置いていってしまうものは、「自分」であるように僕は歌詞から受け取っていました。これは、アルバム内の「ダイアモンド」という曲に通じるところがあります。バンプは、本当に丁寧なアルバム作成をしているため、アルバムごとで、伝えてことが違うように思います。なので、「天体観測」と「ダイアモンド」で歌っていることは文字、歌詞は違えど、根本には同じものがあるかと思います。
天体観測で気になる歌詞は、「午前二時」というキーワード。午前二時といったら天体観測を思い出してしまうぐらい強いワードです。また最後のサビに向かっての歌詞、「もういちど君に~」のところは、必死さと、切なさがあり、いいなと思います。
3、 title of mine
このアルバム、いま現在にかけてもバンプでこれほど、どろどろとした、暗く感じる曲はやはりなく、レコーディングのときに、藤くんが足から崩れ落ちたとほど思い詰めた曲。
「孤独」を感じるにしても、ひとつひとつの歌詞で、ここまで落ち込みそうになるかと思ってしまうぐらいですが、この曲を聴く人によって、とても胸に響くことも絶対あると思います。この曲で、感動する人はきっといることと考えるのはやはり間違いなく、辛い経験などしている人の気持ちに届くような強い曲である気がします。個人的に、シングルのカップリングですが、「彼女と星の椅子」に同じものを感じました。
4、 キャッチボール
シンプルな曲で、増川くんが作曲だったかな。小さなところの歌詞のちがいが印象的でした。
そういえばBUMPはサッカーして遊んだり写真とかみたことあるんですけど、裏でいろいろ遊んでいる印象(隠しトラックとかね)が強い。
5、 ハルジオン
管理人が「天体観測」の次に聞いた曲。当時、「天体観測」一曲をずーーーーーと聴いていたが、そもそもバンプオブチキンというバンド名を知らずに聞いていたが、歌の大事典とってoriconランキングみたいなテレビ番組で、10位代だった「ハルジオン」ため10秒ぐらいしか流れなかったのにもかかわらず「天体観測を歌っているバンドだ!」と気づき、そこで表示されていた「バンプオブチキン」でバンド名を知ったという。そのこと(バンド名)を兄にいうと、「そうだよ」と一言。唖然とした記憶があります。
この曲も「孤独」が感じられるが、自分の孤独と、自分以外の他者の孤独を歌ったような気がします。
6、 ベンチとコーヒー
藤くんがチャマ(Ba)にプレゼントした曲。一日ずっと公園のベンチで座ってみた景色を歌詞で歌っている。そのままの「風景」を歌っているようですが、「ランドセル」が赤黒ならんでいる、といったところがすごく上手い歌詞だなあと強く思いました。
ベース音がシンプルですけど、その安定感がいいなあと感じます。コーヒー飲みたくなる。
7、 メロディーフラッグ
とても綺麗なアルペジオが印象的で、惹かれる人も多かったです。
jupiterの中の曲で、まさにjupiterを象徴する曲は、「stage of the ground」と「メロディーフラッグ」だと思います。
PVもあって、砂浜かどこかで遊んでいるのがPV集のメイキングでありました。懐かしい。PV集と言えば、まあjupiterのPV集ですが、「バイバイサンキュー」っていう曲もPVでありました。「バイバイサンキュー」はシングルの天体観測のカップリング曲で、アルバムに入ってはいませんが、名曲です。個人的には、特に3月から4月にかけて、特に故郷を離れて春から大学生になる子達が、前日にこの曲を聴くといいんじゃないかなと思います。それは、僕の体験があって、大学進学で、3月の終わりごろにバスとか電車にのって、大学近くの新しい引っ越し先のマンションについたときを思い出します。荷物とかはあとから来るため、ベッドも無い、電子レンジも冷蔵庫もなく、何もないワンルームで、固いフローリングに適当に布団敷いて寝るときにこの曲はなんか頭の中に流れてたような。あ、でも泣いたりとかまったくなく、僕はワクワクして仕方なかったんですがね。。。
なんだかバイバイサンキューを思い出すと、メロディーフラッグと曲の盛り上がり方がどことなく似ている気がします。気のせいかもしれませんが。
メロディーフラッグの意味とかは知りませんし、なんかyoutubeで感動秘話(?)みたいなのありましたが、やっぱり知りません。でも、フラッグ(旗)っていうと、天体観測のPVで、こどもたちが「今日、天体観測するから!」っていう合図を旗でしてたのをパッと思い出す。
8、 ベル
BUMPがワッとなった時期、知らん人?、あまりなかよくない人から連絡が来たりしたエピソードがきっかけだったような。けっこう共感できるような歌詞だなあと。
あと、大分後になってしまいましたが、そうそう、「君」について書いてなかった。
BUMPの楽曲において、「君」っていう単語が、
自分以外の「第三者」
なのか、
「もう一人の自分」
なのかは、自分なりに解釈をしないといけないように思えます。
第三者の「君」なら、すっと納得できるでしょうけど、BUMPの楽曲においては、「過去の自分」なのか、「現在のもう一人の自分」なのか、はたまた「現在の自分に語りかける未来の自分」なのか分からないです。そういう含みはきっとある気がします。どれでもとれします、不思議。普通の、一般の歌って、そこまで解釈を求めないじゃないですか。小説じゃあるまいし。けどBUMPのはある気がするんですよね。
10、 ダイアモンド
ダイアモンドって聞くと、何年のか忘れましたが、12月11日の千葉幕張メッセでのライブを思い出します。NHKやBSとかで放送してましたね、あれ、ビデオで撮って何回も観ましたね。ダイアモンドのLIVE版は、最初に少しアレンジっぽい前奏みたいなのがあり、その千葉幕張メッセのライブは、オレンジ色の照明も含め、かっこよかった印象が強い。ギターのGコードだったかを鷲掴みする持ち方で最初の部分を弾くところ、よかったなあ。
ダイアモンドは、さっきのバイバイサンキューと同じで、旅立つときにね、持っていってほしいと歌詞で言ってます。
さて、ダイアモンドはメジャーデビューソングで、カップリングにはこれまた名曲「ラフメイカー」がいるというシングルがスタートでした。ラフメイカーは、特に僕の時代ではyoutubeはなく、「フラッシュ動画全盛期」でしたため、ラフメイカーの動画はよく観てましたし、友達と一緒に観たりもしたり。ラフメイカーはストーリー性があり、A面を飾れる曲でしたが、メジャー一発目のシングル名は「ダイアモンドにすべき」との意見で一致してなったようです。納得。ダイアモンドがこのjupiterというアルバムの最後から2番目に配置されているところからも、個人的に納得です。
これは、大変勝手な感覚ですが、アルバムの曲順として、
(1曲目)聴く人を惹き付ける曲
(2曲目)メジャー、大衆的、売れる曲、人気曲、間違いない曲
・
・
・
(ラスト2番目)強いメッセージ性のある曲
(ラスト)アルバムを締めれる曲、大きな曲
が、いいアルバムだと思ってます。
そう考えると、ベストアルバムは曲の粒と粒を聴いているだけにしかならないと感じ、アルバムはそのときの、バンドが感じていたこと、バンドが伝えたいこと、そのときの技量、その時代の雰囲気みたいなものがある、気がする。みなさん、アルバムを聴きましょう\(^_^)/
10、ダンデライオン
jupiterというアルバムをパシッと締めれた曲。アコースティックギターでよく練習した曲、難しい。確か、裏で拍をとるような形で演奏をする、だったかな。
ストーリー性のあるもので、ライオンとタンポポのお話ですね。
ダンデライオンと聞くと、なんだか当時やっていたアニメで、「明日のナージャ」を思い出しますね。確か、主人公のナージャさんが所属?、一緒に旅をしている団体の名前だったような。「明日のナージャ」は、僕実はほとんど観てないですが、うちの母親が日曜日の8時30分からよく観ていて、「ドロドロな感じがよかった」というぐらいのしっかりとしたアニメだったそうです。どんなんだろうか。
さてー、アルバムの曲についてのコメントを書ききりました。
この時点で、改行含めて文字数4000時超えてるのにびっくりです。もうちょい書きます。
アルバムの歌詞カードについて
jupiterの歌詞カードはですね、読んでてね、「音がない」、「無音」な感じがします。BUMPの他のアルバムや他のアーティストさんのアルバムの歌詞カードではそんな風に感じることはないですが。アーティスティックな写真とか、手書きの歌詞とか、思いとかオリジナルな個性などが歌詞カードから伝わってくるものだと思いますが、このアルバムは異質。小さい頃に感じた感覚ですが、今も変わってないですねー、異質。この音がない感じがjupiterなのかなと理解したり。ほら、宇宙の写真が無音なのわかりますが、NASAかどこかの場所で人間が沢山写っている写真でも、その場面を切り取って固めたような印象を受けて、時間が止まっているようにも感じてね。人のガヤガヤが伝わらないんですよね、不思議ですよね。そんな歌詞カードでした。
さいごに
ある意味だらだらーと書き連ねましたが、あんまり他のサイトとか、wikiなどで書いてない、ほんとに個人的な感想を書いてきました。いかがでしたでしょうか。正直、これ全文読む人、読めた人は相当ね、バンプ好きだろうね。僕も、一時期で止まってましたが、FLAME VEINからorbital periodまで曲順を暗唱したりもね、してましたね。
まあここまで長く書いたのが、僕がはじめてこのバンドのアルバムを聴きたいと思ってたもので、大学生になって、社会人になってる今でも、なんかこのアルバムだけ手離せなくて今も持っているという。他のアルバムは売ってしまったからなあ。(僕、シングルのLAMPも持ってたんですよ(^-^;)
おわり